21st Century Toys Pak40 の改修その2
どんどん画像を載せていますとご覧になる方もスクロールするのが大変でしょうからページを増やしました
最終更新は2018年1月4日です

 防盾を仮組してみて、防盾との接続軸の
 寸法を出してみます
 寸法を出して3mmプラ棒をざっくりと
 切り出してホッケースティックのような
 形状に加工します。
 正確無比な方には見せられないほど
 ざっくりです。
 接着側は角度を決めてライターで炙り
 ペンチでムニュッと曲げています。
 なんか色味は大人のおもちゃみたいですが
 ビーズです。こんなモノ何に使うんだろうと
 首を傾げられる方も多いと思います。
 次の画像がヒントになります。
 たった4個必要なのに100個単位の
 販売でしたので…。
 そりゃそうだ『4個ください』って
 言われてもね。
 上で切り出した3mmプラ棒と防盾の
 ジョイント部分。
 あっここに何かあればうまくつながる。
 そうです!ここにビーズ玉を噛ませるんです
 ビーズには1mmほどの穴が開いていますので
 プラ棒にも1mmの穴を開けて
 真鍮棒を軸に接着します。
 
 接着が硬化するまでにたいほうに色を
 塗りました(下地のガンメタです)
 う〜んこういう色の違いも良いなぁ…
 少しアップにしました。
 いよいよ最終組立に向けてあれこれと
 考えます。組立の順番を間違えると
 砲が取り付けられなくなります。
 もともとならネジで組んでありましたから
 何度でもやり直せますが、今回は全部を
 接着をしますので…しかも十分な強度を
 持たせないといけないから…
 一発勝負です。
 う〜ん、あれをこう挟み込んでから接着して
 ここからこういう風に砲を差し込んで
 あっやっぱりマズルブレーキの接着を
 後回しにしていて良かった〜。とか
 塗り残しの部分も後で塗装可能だ!
 十分に頭の中で仮組してから、いざ防盾の
 接着だ!よしその前にチューハイ1本飲もう
 ゴクゴク…
 落ち着いたところで溶接ボンドの混合だ
 (2液性だから)
 十分に混合出来たら…
 あ〜あと1本か2本…手が欲しい。
 速乾タイプでも5分は動かさないように
 しかも流動性が高いので、上にしたり
 下を向けたり接着面からボンドが
 逃げないようにしないと…
 家内にタバコをくわえさせてもらって
 火もつけてもらいながら5分以上待つ…
 試験用に別に置いていた接着剤を
 爪楊枝でツンツンしてもらう…
 家内が、あぁ乾いてるよ〜と言うので
 こういう場合は『硬化してる』と言うのだよ
 つまらんことを言うと嫌われるぞ(笑)
 手を放して無事に接着完了…

 本当は何度か手が滑って失敗している…
 それでもめげずに上の方で作った支持架?
 のプラ棒+ビーズ玉も急ぎ接着!
 さぁ…どうですかお客さん!
 まるでこんなパーツがあったのかと思うほど
 ジャストフィット!
 支持架とは言え強度は全くない!
 力が加われば、すぐに折れるでしょう。 
 こちらは防盾中心部の同じく支持架の
 ジョイント部分です。
 あぁいろいろ考えて、その通りにできると
 本当にうれしい!
 チューハイもう一本。

 上手やねぇ…と家内が褒めてくれる
 ところで木を一杯買って作ったこれは
 どうするの?…木箱をいっぱい持ってきた

 それは文字入れが失敗してるから…
 えぇ〜っと驚かれる。
 えぇ〜い、チクショウ!失敗したのは
 隠していたのに、見つけやがったな。
 よぉ〜し、修正してやる。

 チクタクチクタク…3時間かかった
 どうだ見てみろ!この野郎(とは言わないが
 きれいに文字が入りました。
 上側が文字入れに失敗して隠していたもの
 下側が新たに修正を加えたモノ
 国家徽章の方はまだ考え中です
 この木箱がヤフオクにラインナップ
 されるのも近いかも…

 
ここまで2017/Dec/17(SUN)
 さて問題の製品付属の履帯です
 中軟度のゴム?製です
 接続ピンはプラス頭のネジが
 刺さっているだけです
 ピンを刺す接続部分が薄くて
 劣化により千切れまくりです
 アップで見た接続部分の割れとプラスネジ
 買ったときはこんなでも喜んだものです
 …というか、目をつむっていたんだと
 思います。
 だって10万円以上お金を払ったんだから
 喜ばないとね…
 さて千切れたからには、何とかせにゃならん
 修復するにも相手がゴムですから…
 そこで海外のカスタムメーカーさんに頼る
 昨日(12/22)関税を掛けられて届きました
 3種のパーツで1コマになるようです。
 説明書もなく、あれこれ組立手順を考えます
 しかもABSのインジェクションのようで
 硬いし、バリも多い…
 120ピース×3個編成で合計360個の
 バリ取り地獄が待っています
 これで1コマ分、変なムシみたい
 つかむとカシャカシャ言うし…

 よ〜く表面を見ますと何やら積層痕が
 もしかしたら3Dプリンターで出力して
 そのままインジェクションの型に
 したのかも知れないなぁ…
 特に難儀なのがゴムパッドのパーツ
 両側に2か所、大きなヒケが堂々と!
 目をつむるか?でも高かったし
 関税も払ったし…良きものとしたい
 120個×2か所の合計240か所の
 パテ埋め&サンディング…あぁ…
 接地側は見えないけど、いつか
 ゴロゴロと動かしたいからなぁ…
 2コマ組んでみました、バリ取りして
 ヒケを埋めてサンディングして
 オキサイトのサーフェイサーを吹いたら
 とても立体感たっぷりでカッコいい
 急いで組んだので、どこかが干渉していて
 自然にクネクネとはいきません
 もう一度、再検証が必要です。
 でも車体の方の誘導輪や転輪も
 動きにくいから、そっちも何とかせにゃ
 その裏面、軽量化?の肉抜き穴かな?
 251/22は大戦末期の車両だけど
 このタイプの履帯で良かったのかな?
 (初期型とか中期型とか後期型とか)
 あるんじゃない〜のか?

 よくよく見ると接着要らずのパチ嵌めで
 組み立てるようになっていました。
 さすがにアメリカ人の合理精神
 ピンは打ち込みたかったけど…
 製品付属のゴム履帯と組み合わせてみた
 組立ているときは、とても小さく感じて
 あれっ?スケールを
 間違っているんじゃないかと心配しましたが
 だいたい同じ大きさで一安心しました。
 精密感は全然違いますしね
 裏から見たところ、う〜ん起動輪の歯と
 ピッチは合うのかな?
 ピッチが違ったら起動輪の方を修正せねば
 なるまいなぁ…。
 まぁ履帯嵌めは最後の最後の仕事にするから
 それまでになんとかしましょう。
 側面から見ますと立体感とともに
 その端面の薄さが心地よいです。
 1/35のプラモでも履帯の薄さは
 気になるモノですからねぇ…
 
 とても高価なお買い物でした。
 値段がばれるのが怖いなぁ

 
ここまで2017/Dec/23(FRI)
 問題の製品の起動輪・・・
 歯の数が少ないよ…14枚あるはずが
 12枚しかない…250と間違ったのかな?
 当然ピッチが合わないので
 下の画像のモノは巻き付きません
 歯の間隔もバラバラじゃないか…
 トホホ…せっかくの履帯が使えない…
 よ〜し起動輪の歯の修正じゃ。
 28個の新たな歯を作らねばならないぞ
 起動輪の直径に合わせて14枚の歯を
 取り付けるのには…円周を14で割れば
 良いのか…360度÷14=約25.7度くらいに
 一枚ずつ歯を植えればいいのか?
 実行する前に厚紙でモデルを作って
 テストしないとね。
 計算上は正しくても履帯の厚さや
 歯の厚さも関係して来るかも知れないし。
 とりあえず新しい歯を作ろう…何かの
 流用パーツから、それっぽいモノを
 ひねり出して、思いっきり賞味期限の切れた
 シリコンゴムに硬化剤を倍量ぶち込んで
 時短で固めてやった。
 今日(12/25)は、こちらも賞味期限切れの
 レジンキャストで28個複製します
 (もっと多く作っておかないと、何が
 起こるか分からんぞ〜)


 ここまで2017/Dec/24(SUN)
 今日(12/25)午前中いっぱいを掛けて
 起動輪の歯を複製しました(30個)
 寒いのでなかなか硬化せず、ドライヤーや
 ストーブをガンガン点けて汗をかきながら…
 多少変形はあったモノのノープロブレム!
 設計図上に並べてみる。
 だいたい上手くいってるんじゃない?
 あとは履帯との噛み合わせですな。
 ここまでは想定通りでうれしい(笑)
 起動輪に似せた厚紙に貼り付けて
 新しい履帯とのクリアランスを見る。
 厚紙に両面テープで貼っているだけなので
 慎重に巻き付けていきます
 反対側からやった方が
 やりやすそうだったので、裏返しに…
 おぉDIDのパッケージの厚紙だったのね
 ぐるぐると巻き付けていきます
 おぉ素晴らしい!ほぼ履帯の穴の
 センターに新しい歯が出てきます。
 俺って、天才じゃね?(すみません)
 
 きっと誰にでもわかっていたし
 誰にでもできることですが
 自分ができたことがうれしい。
 きっとそんなに劣った人間では無いと
 証明された!(そんな大層な…)
 横から見ても起動輪の歯がきっちりと
 センターに出ています。
 この車両の歯は普通の戦車なんかの
 スプロケットではなくて
 潤滑油を入れられるベアリング内蔵の
 ローラーみたいなのが歯になっている
 (らしい…詳しくは知りません)
 I CAN DO IT !
 できたね〜さぁあとは起動輪を外して
 歯の植え替えだね。
 
 起動輪…外れるかな…?
 
ここまで2017/Dec/25(MON)
 起動輪を外しました
 予想通りネジで付けられていましたんで
 呆然とするほど簡単に外れました。
 早速、歯を抜いていきます。
 接着剤で付けてあるようで、ペンチで
 ポきっと抜きました。
 接着強度によりカンタンに外れるモノも
 とても頑固な個体もありマイナスドライバー
 も出動させて何とかすべての歯を抜きました
 そこら中、欠けたりしましたが
 何とか全破損を防げましたし…

 さぁ新しい歯をインプラント!
 凄くタイトな間隔でしたので
 ハンマーでぶち込んだリ、すっと入ったり
 そういえば起動輪のリブと同じ間隔だ…
 はじめは14個の歯が付くのを
 分かっていたのかな?

 何はともあれ無事接着完了〜。
 接着にはいつもの通りの溶接ボンドです
 片側を接着したらボンドが終了…

 あぁまたAmazonさんにお願いしました。
 続きは入荷後です
 
ここまで2017/Dec/26(TUE)
 製品状態の床板…と座席これはイカンでしょ
 座椅子みたいなところには座れないし…
 床板のすべり止めも、なんか怖い…
 10万円以上するんだから、もう少しね。
 細かい目のチェッカープレートを貼ろうと
 思いましたが、実物はこんなような
 ツブツブタイプのようで…
 またまたカスタムメーカーさんに頼りました
 一から作り出すカスタマーと呼ばれる方には
 ほど遠い、あれこれ集めてくっつけるだけの
 作業屋さん…ですな
 もうお正月がやってくる…
 ここまで2017/Dec/27(WED)
 新しい歯を植えました起動輪に着色。
 そして新しい履帯を巻き付けました。

 この製品を買ったときに、こんなことを
 することになるとは思わなかったし…
 それが10年後とは、さらに思わなかった。
 車体に付いたような感じの巻き付け方に
 してしまいました。
 泣きそうな感じです。
 履帯からのぞく起動輪の歯です。
 この連載を書いていると、たびたび出てくる
 歯!歯!は!は!葉!葉!…つながりで
 連想してしまったら…またまた脱線(笑)
 妄想にもほどがありますね。…下へ
 1/6スケールで柏の葉の落ち葉が使いたい…
 そう連想したら、すぐにやりたい…
 折り紙を切り抜いて、真ん中だけ葉脈を
 入れて、色汁で染めて、どうだ!オークの
 落ち葉に見えないでしょうか?

 どうやったらこんな葉の形に切り抜けるの?
 ふふふん…新しく買った機械のおかげです。

 若葉やほかの木の葉も作って売り出そうか!
 きっと販路はこの上なく狭いでしょうが…
 
ここまで2017/Dec/28(THU)
 おもちゃっぽい…床板と運転席…
 なんとか床板を張り替えて、使いたいと
 モールドを削ったのですが…
 接着剤が固着した部分はどうしても
 外せませんでした。

 カスタムメイカーさんに注文しました。
 5000円くらいでしたので
 時間も合わせて買えるのだ。
 年末年始ですから1か月掛かっても仕方ない
 と勝手に想像していましたら、なんと
 1週間で…しかも1月2日というお正月に
 日本郵便さんが届けてくれました。

 凄いぞ!日米の郵便システム!

 床板は4ピース構成で、レジンキャストの
 1面型製。
 そして、このモールド!ドットパターンと
 表記されていました。かっこいい!
 この立体部分はギアボックスかもしれない。
 まだまだパーツがありそうでしたが
 予算の都合もありますし、完成したら
 見えませんでしたので。

 それでも別売りの座席だけは買って
 おきました。パックワーゲンでは助手席は
 取り外された…みたいな資料を見ましたが
 2個のセット売りでしたので…
 2ピースで組みあがるシートは良く
 できています。
 それでもやっぱり、ドライバーにとっては
 座椅子風にしか見えませんね。
 シートの後ろから見たところ
 背もたれにはスプリングクッションの
 モールドもあって塗り分けたらカッコいい
 でも残念ながら完成したら
 ほとんど見えません

 最先端のパーツにはアクセルとブレーキ
 かな?のモールドもあります
 中央に背の高い四角いモールドが…
 モールドの形からすると、シフトレバーに
 見えますが、手が届きにくそう
 それから、これらパーツの問題は
 手持ちの251の床板とは寸法が違うこと…
 本来なら、こちらのパーツに
 合わせたいのですが、そうすると本体改造
 という不可能な作業になる…
 涙を呑んでこのパーツの幅や全長を
 縮めることにします。
 レジンなのでサクサク切れました

 さぁ本体に設置するぞ〜。
 こちらは同時に購入しました
 手動オイルポンプです。
 強烈なバリに埋もれていますし
 ホースのパーツは付属しません。

 躍起になって5〜6ミリのホース・チューブ
 を探し回っています(雰囲気があればいい)
 しかしバリからパーツを掘り出すのは
 大変そう…
 折れているパーツもあるなぁ
(苦労を買ったようなモノ…かも)
 どうですか?このバリ地獄…しかも
 ゲートも容赦がない(笑)
 どこまでがパーツでどれがゲートなのか?
 説明書も無いので画像を見ながら
 想像力を駆使して発掘せねば…

 なんか金属のネジが4本入っています…が
 どこに使うんでしょうね???


  ここまで2018/Jan/2(TUE)
 新しい部材を仮組みしています
 まだ色調がばらばらで…
 運転席の天井もぶち壊したまま…
 それでもなんとなく、かっちょいい。
 真横から見ますと砲が全体に1pほど
 低い感じがしています。


  ここまで2018/Jan/4(THU)
 オイルポンプに色を塗ってみました。
 汚し塗装をしてハンドル部分を
 木製調に塗装すれば完成です。
 バリ取りや成形に半日を掛けましたが
 完全に表面処理はできませんでした。
 でもこのぐらいのパーツなら…
 これはこれで良しとします。
 完全なモノを求めるならナット類は
 削り取り、部品を作り変える覚悟が必要。
 …だったら最初からフルスクラッチですな
 画像のゴムホースを付けてヤフオク出品中
 売れないのは想定内です(笑)
 全体に塗装とウェザリング加工も施しました
 武器などと違って結構雑に扱われるのでは
 ないかとかなりきつめに汚しています
 油が付いているのでさびは控えめです

 ゴムホースは真っ黒でしたので軍隊風に
 グリーン系に塗装してから、もみもみして
 剥がしています。
 昔だったら、こんなモノにも需要が多くあり
 売り出すと、即完売!でしたが
 もうこういったアクセサリーまで
 欲しくなっちゃうヘヴィーコレクターは
 居られなくなったのでしょうかね(寂)

 これにドラム缶・ジェリカンをセットに
 して飾っていた時代が懐かしいです。

 
ここまで2018/Jan/7(SUN)
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